より良いサークルの在り方を目指して。
健全なサークルを運営するにあたって書き記しておきたいことがありますので簡単にここに記録していくことにします。
ヒト・モノ・カネ・情報のマネジメント
ヒト
現在は生徒(プレーヤー)と保護者(スタッフ)、指導者(コーチ)といった身近なところから、活動にかかわる諸団体、地域の方々までが空手道サークルを取り巻く「ヒト」の関係と考えられ、特にサークル活動に参加する関係者が楽しめ、少ない負担(体力面・金銭面)で活動できることを念頭に活動を進めていくことは重要なポイントと考えています。
空手道の ライフステージとしては白帯(初級者)から黒帯(上級者)、生徒(プレーヤー)から指導者(コーチ)のように習っていたヒトが教える立場に至るまでの過程が考えられ、各会員がこれらの過程を経験しながら生涯スポーツ・空手道を継続できることを掲げてサークル作りを行っています。
現在のサークルが抱えるヒトのマネジメントの弱みとして、関係する指導者が多くはなく指導の質が低下する可能性があることに加えて、多様な在り方や考え方を提示しづらくなることが挙げられます。
これは単一のサークルとして独立している弊害のようなものだと考えており、今後は対外関係を構築して多方面からのアプローチで弱みを補えるように動いていけたらと考えています。
ヒトのサークル内外の動きの指針や将来的にかかえる案件に関しては「情報」のマネジメントで記載しようと思います。
モノ
空手道サークルが抱える「モノ」としてのカテゴリで言えば、活動場所の確保であったり用具・用品、活動がおこなえる環境整備などが考えられます。
幸いにも空手道サークルの 活動場所は学校施設開放・地域スポーツクラブの活動の枠組みの中で決まった曜日で学校体育館を無料で利用できていますので年間を通してのスケジュール調整がしやすく、継続した活動ができています。
用具・用品に着目すると、サークル代表を交代した時から、試合にも出場可能な安全具類(メンホー、胴プロテクター、拳サポーター、シンガード、インステップガード)を数年に分けて各個人分取り揃えてきた結果、現在ではすべてのメンバーに行き渡るようになっています。
活動がおこなえる 環境整備では、施設の空調や暖房設備は既存のものが利用でき、練習用のマットなども用意することができました。今後は、専門スポーツ独自の体の動かし方だけではなく様々な動きを発掘するために競技にこだわらない体育的な環境整備も考えています。
用具・用品では備品の追加、入れ替えなども必要なため、続く「カネ」のマネジメントでも記載します。
カネ
現在の空手道サークルで考えられる「カネ」のマネジメントとしては会員から集められた月謝(月会費)を収入の軸に年間行事や備品に掛かる費用などを支出としています。
収入では月会費が大きな軸となっていることからも分かるように、サークルの会員数に依存するような運営の在り方を取っており、一見すると不安定なマネジメントのように見えますが、サークルが抱える「モノ」の整備がある程度進んだことにより備品に関わる支出が抑えられ、結果として会員数が減少したとしても長期一定期間は現在の運営は凡そ維持していくことができると考えています。
今後考えられる、「カネ」におけるマネジメントの留意点としては、昨今の価格値上げ事情による価格変動リスクが考えられます。
子供の成長や消耗による数年単位で備品の買い替えが予想され、これらは月会費から集まったサークル活動費から捻出されるため、サークルの抱えるサイクルコストの課題となってくることでしょう。
また、指導の質を向上させる意味でも、上級者や指導者の養成の講習などに掛かる費用は必要経費であり、毎年定期的に訪れる出費であるとも言えます。
情報
空手道サークルでの「情報」のマネジメントとして考えられることは、サークル内のこととサークル外のことに大きく分けられます。
まず、サークル内で考えると、会員に対して技術という形での情報の伝達することや指導者からの情報をサークル関係者に伝えることができているかどうか。これは、日々の練習の中で伝えることができることや、保護者(スタッフ)との情報共有の部分になってくるかと思います。
サークル外では、全日本空手道連盟や兵庫県空手道連盟からの行事に目を向けておくであったり、対外交流が可能な近隣団体と連携を行えるような整備、情報交換が考えられます。
これらは、指導者が窓口となっていきますので指導者側の責任となる情報の事案です。
継続した空手道活動の通過点として黒帯取得「初段認定」などはあるものの、来たる将来、それまでに関係者がどのような形でサークルに携わり、どのように次世代へとつながっていってくれるのか、サークルの内外での情報共有の大切なところだと思います。
サークル運営に関しましては全体の意見を取り入れて健全な在り方を考えていますので、総会、会議等で意見の交換をし、アップデートしていけたら良いのかなと思っております。